昨日もまた、「冬の旅」。
一年のうちに、こんなに何度も聞けるなんて、なんてシアワセ
メゾ・ソプラノの先輩でいつもお世話になっている、廣澤敦子さんが芸文ホールでリサイタルされました。
「女性が冬の旅を歌うん!?」ってよく聞かれたんですって。
確かに言われてみればそうなんですが、敦子さんだし、なんとも不思議に思わなかった私も相当なもの?
そしてピアノは、あのチャールズ・スペンサー氏
一曲目の“Gute Nacht”が始まった時、椅子から落ちそうになるくらいビックリしました!!
ここのピアノは何度も聞いてるし、実際に自分でも歌った事ある、、、
なんなん!この音色!!!
ピアノってこんな音が鳴るの!?
いや、既にピアノの音じゃない。
音符も小節線も見えない。
シューベルトとミュラーの思いしか無いって感じ。
なんか苦しいと思ったら、数曲くらい呼吸するの忘れてた(笑)。
24曲の間、何度窒息すると思ったでしょう(笑)。それくらい、すごい演奏でした!!
打上げにも呼んで頂いて、スペンサー氏とお話しする事もできました
残念ながら、その日のうちに東京へ行かれるので、長居はできなかったのですが、今度は「詩人の恋」をしようと話していらっしゃいました。
次は、シューマンが聞けるのか
そうそう、演奏中に携帯のアラームを鳴らしやがったバカがいたんですよ。Lindenbaumのめっちゃいい所で
打上げの時に、話してたんですが、最近の携帯って電源切ってもアラームがなったりするんですってね。
もう、没収するしかないな(-_-メ
スペンサー氏は、地震の警報が鳴ったのかと思って、ドキッとしたとおっしゃってました。
でも、それ以外は、お客さんがとても良くて聴衆と一体感があってすごく良かったと言って下さいましたよ。
確かに、終曲の余韻の時に、客同士で無言の駆け引きがありました。
「まだ、拍手すんなよ!すんなよ!」みたいな(笑)。
ウィーンでは、開演前に「携帯の電源をお切り下さい。」ではなくて、「終演後に携帯の電源を入れるのを忘れないでね。」ってアナウンスするんですって。
いいですね~。
あ~~~、ウィーン行きたい