いよいよ一週間後となりました
ラ・フィニーチェ 第33回演奏会
は7月12日土曜 午後2時からです。
場所は阪急庄内駅下車5分
豊中市立ローズ文化ホール
今回は、ドヴォルザーク作曲の
歌曲「ジプシーの歌」Op.55より
私の歌が鳴り響く
わが母の教え給いし歌
ゆったりとした軽い亜麻の服を着て
高の翼はタトラの峰高く
の4曲を歌います。
この歌曲集は、ドヴォルザークが39歳の時に作った曲。
作詞は、ボヘミアの抒情詩人アドルフ・ヘイドゥーク。
チェコ語で歌われる事も多い歌曲ですが、
実は原語はドイツ語。
今回は原語のドイツ語で歌います。
Mein Lied ertoent 私の歌が鳴り響く
私の歌、愛の賛歌は響き渡る。
日が沈み始め、苔やしおれた茎が
露のしずくでひそやかに潤う時に。
私の歌は、旅へのあこがれに満ちて響き渡り、
緑の森の広間や広い荒野に
喜びの歌を響かせる。
私の歌は愛に満ちて響き渡る。
荒原に嵐が吹き荒れる時、
最後の命の息吹で
兄弟の胸が波打った時に。
ジプシーの束縛の無い生活を感じさせる一曲目
前奏がいかにもジプシーらしい!
今回もピアノは谷口敦子さんです。
先生からの注文は一つ
「好きなように弾いて」(笑)
Als die alte Mutter わが母の教え給いし歌
年老いた母が、
私に歌を教えてくれた時に
まつ毛に涙が
いつも溜まっていた。
今、私が子供たちに
歌を教える時も
いつも髭に涙が流れ、
いつも日焼した頬に涙が流れ落ちる。
有名な曲ですね。
これ、女性の方が2番の歌詞を変えて歌っている事が多いですが、
本来は髭を生やした男性が歌ってる曲です。
そして、ピアノは8分の6拍子、歌は4分の2拍子という、
別々の事をしているけど、合っているていう曲なんです!
In dem weiten breiten ゆったりとした軽い亜麻の服を着て
ゆったりした、軽やかな亜麻の服は
金や絹の服よりも
ジプシーを自由にさせる。
そうさ、金のドルマンは
胸をきつく締めつけて、
朗らかに鳴り響く
自由な歌を妨げてしまう。
歌の響きを楽しむ者は、
つまらない黄金など
地獄に落としてしまうのさ
活気に満ちて、ジプシーは自由だーという曲。
最初は、快活さを出すのに苦労しましたが、
楽譜のとおりに歌えば、ドヴォルザークがそう書いてあるので、
自然とリズム感が出ると気付きました。
偉大な作曲家はすばらしい!
Darf des Falken Schwinge 高の翼はタトラの峰高く
鷹はタトラ山地の頂のまわりで
羽音を響かせるが、
岩山の巣を鳥籠に取り替えたいと
望むだろうか?
野生の馬は、荒野を駆け抜けるが、
くつわや手綱を
喜んだりするだろうか?
ジプシー気質は
お前に何かを与えてくれたのか?
そうさ!私の全生涯を自由へと連れ出してくれたのだ。
歌曲の最終曲。
情熱的な曲です。
まあまあ、とにかく聞いて下さい!
って解説になってないやん(笑)。
皆様のお越しをお待ちしています