ゆふいん月燈庵へ行ってきました_その3

さあ、晩ご飯です!

お食事処 渓酔居
130618_027.jpg
個室でゆったり~

おしながき
130618_028.jpg

雉と筍東寺揚げ
130618_029.jpg

牡丹鱧
130618_030.jpg

これ何でしょう?
130618_031.jpg

石でできたお皿ですが、お刺身用の取り分け用にキンキンに冷えてます。

本日の湊より
130618_032.jpg

ここはやっぱり冷酒で
130618_033.jpg

八寸
130618_034.jpg

130618_035.jpg

丸茄子野菜田楽味噌掛け
130618_036.jpg

豊後牛石焼
130618_037.jpg

熱い石の下は、お塩。
お皿が焼け付かないようにしているらしいですよ。

ジュジュー
130618_038.jpg

お口直しの野菜とろろ
130618_039.jpg

しらす釜炊きごはん
130618_040.jpg

130618_041.jpg

お茶漬けにしても美味
130618_042.jpg

ゆふいん月燈庵へ行ってきました_その2

ところで、お宿に行く前に久住高原へ行ってきました。

スカイパノラマあざみ台

う~ん、晴れてたら阿蘇山が綺麗だったろうに。
130618_001.jpg

その名の通り、あざみがキレイ
130618_004.jpg

広~~~い
130618_002.jpg

ソフトクリーム食べて
130618_003.jpg

こんな遊具があったんで、乗ってみました(笑)。
130618_005.jpg

で、お宿に着いて、早速お風呂!

まずは、大浴場。と言ってもちゃんと露天風呂もありますよ。

他にお客さんいらしたので、ここの写真はナシ。

特別室の談話室で、お風呂上りのハーブティー
130618_025.jpg

棚も立派です。
130618_024.jpg

ここからの眺めもステキ
130618_026.jpg

さあ、お待ちかねの晩ご飯です。

ゆふいん月燈庵へ行ってきました_その1

湯布院へ行ってきました!

田村パパと田村ママ、オットと四人で~。

田村パパとの旅行は久しぶり

オット曰く「人類で5本の指に入るくらい、よく喋る」んだそうです(笑)。

月燈庵というお宿に行きました。
130618_006.jpg

コチラ公式HPhttp://www.gettouan.com/index.html

母屋は山梨県から移築した、庄屋さんの古民家だそうで。
130618_078.jpg

フロントの台は、大黒柱だったそうです。
130618_077.jpg

囲炉裏がステキ
130618_007.jpg

お部屋は全部で18棟。全室露天風呂がついています~。

茶室をテーマにした特別室「湘南亭」というお部屋でした。

お部屋に行くのに
130618_008.jpg
こんな吊橋を渡ります

さらに、こんな回廊を抜けて。
130618_009.jpg

「湘南亭」
130618_079.jpg

“お茶をお持ちします”と出されたのはお抹茶。美味しい☆
130618_010.jpg

こちら玄関
130618_017.jpg
消火器に袋が!

入り口の部屋は茶室風
130618_014.jpg

ベランダへ出られます。
130618_013.jpg
130618_023.jpg

こんな景色
130618_080.jpg

メインのお部屋
130618_011.jpg

130618_012.jpg

おとなりのお部屋
130618_018.jpg

お手洗い
130618_015.jpg

お手洗いの飾りつけも風流
130618_016.jpg

露天風呂
130618_019.jpg

130618_021.jpg

アメニティも充実
130618_020.jpg

バリアフリーで入れる入り口もあって、ユニットバスもありました!
130618_022.jpg

お手洗いも凝った創りだけど、バリアフリーだ!

こ~~~んなに広いのに、定員四名だそうで。

八人くらい泊まれそう(笑)。

曲目解説 その3~明日はリサイタル!

いよいよ、明日、

田村靖子ソプラノリサイタル

でございます!!

お天気も良さそうです

窓が多いサロンなので、お天気だととっても綺麗ですよ。

さあ曲目解説、すっとばして最後のステージ、ヴォルフへ(笑)。

Verborgenheit(隠れたもの)

世の人よ、私にかまわないでおくれ!
愛の贈り物で私の気を惹かないで、
この心をそっとしておいておくれ、
喜びも、苦しみも!

・・・・・

知らない間に、何度も
明るい喜びがこみ上げ、
厳しさをつき抜けて
私の胸に幸せを刻み込む。

・・・・・

このVerborgenheitの邦題、ずっと「隠棲」って訳してたんですが、
ピアニストから借りた、音友出版の「ドイツリートへの誘い」によると、

「一人になりたいという彼の願望を意味するのではなく、、
隠れていて自分でもよくわからない曖昧な気持ちを示している」

とのこと。

verbergen 隠す、という動詞の過去分詞の名詞形として
「Verborgenheit」となるんですね。

これで、訳の辻褄の合わない所が納得いしました!!!

Der Gaertner(庭師)

雪のように白い愛馬にまたがり
美しい姫が並木道を通る。

馬が躍るように行くその道に
僕の撒いた砂がきらきらと光る

・・・・・

ドイツリートに限らず、昔のお話では、
村娘が身分の高い王子様に恋をして、
かなわぬ恋で・・・

あるいは、

捨てられて・・・

とかが多いのですが、
これはめずらしい、逆パターン。

庭師の男性がお姫様に恋をする設定。

お姫様はそんなこと知ったこっちゃない感じ(笑)。

最後の後奏で、一瞬チラリと振り返るけど
馬に乗ってそのまま去っていきます。

Er ist’s(春だ!)


春が再び青いリボンを
大気にはためかせる。
甘くなつかしい香りが
春の予感に満ちて大地をかすめる。

・・・・・

聞いて!遠くから
かすかなハープの音!
春!そう、あなたね!

・・・・・

短い曲です。
しかもピアノの後奏が長くすばらしい!

こんな短い曲に、よくこれだけ詰め込みますね~
ヴォルフの歌曲は、凝縮が半端ではないです。

すべての曲が時間としては短いのに、すごく長く感じます。

話をEr ist’sに戻しまして、、、

ドイツの冬は寒くて厳しい!

日本には四季折々の歌があって、
冬の歌だっていっぱいありますが、
ドイツリートでは少ないです。

圧倒的に春の曲が多い!!

それほど、春を待つ気持ちが強いのと、
日本の三寒四温のような感じじゃなくて、
今日から春です!って切り替わる気候みたいですよ。

だから、こんな感じの歌ができるんでしょうね

ウォー!待ちに待った春が始まったぞ~
って感じでしょうか。

そんな凝縮感をかもし出せるよう演奏します!!

では、明日!
ご来場お待ちしております

曲目解説 その2

さてさて、ここでプログラムを紹介しておきます。

Schubert(シューベルト)
Die junge Nonne / 若い尼
Du bist die Ruh / あなたは憩い
Nacht unt Traeume / 夜と夢
Lachen und Weinen / 笑いと涙
Der Musensohn / ミューズの子

Brahms (ブラームス)
Es steht ein Lind / 菩提樹が一本立っている
In stiller Nacht / 静かな夜に
Vergebliches Staendchen / 甲斐なきセレナーデ
Nachklang / 余韻
Die Mainacht / 五月の夜

團伊玖磨
六つの子供のうた
いたち
ひょうたん
秋の野
さより
からりこ
雪女

Wolf(ヴォルフ)
aus Gedichte von Eduard Moerike / メーリケ歌曲集より
Das verlassene Maegdlein / 捨てられた少女
Verborgenheit / 隠れたもの
Begegnung / 出会い
Der Gaertner / 庭師
Er ist’s / 春だ!

先日、シューベルトを3曲ほど紹介しましたので、
本日は、ブラームスを。

ブラームスは、Deutsch Volkslieder というドイツ民謡を編曲した
民謡集を出版しています。

その中から2曲を歌います。

Es steht ein Lind (菩提樹が一本立っている)

あの谷に菩提樹が一本立っている、
ああ神様、そこで何をしているのだろう?
菩提樹は私と一緒に悲しんでくれるのね、
私が愛する人を失ったから。

・・・・・

簡素で美しいメロディーとピアノは、民謡ならでは!

でも、逆に退屈させないように演奏するのは難しい(^_^;)

ま、いろいろ試行錯誤しています。お聞き下さい(笑)。

In stiller Nacht (静かな夜に)

静かな夜に、最初の夜回りが通る頃、
ある悲しい歌声を
夜の風が甘く優しく
私に運んできた。
つらい苦しみと悲しみに
私の心は溶けて流れ、
その涙をすべての花に
注ぎかけた。

・・・・・

この曲のドイツ語は、辞書に載っていない単語がいっぱい!

ドイツ語の先生に聞いたら、先生がドイツの大学で古語として習ったことがあるとか。

シューベルトの時にも書きましたが、
ドイツ人(ドイツの詩人)は、「夜」への思い入れが深い!

やっと日が沈んで夜になった。
さあ、嘆き悲しもう、、、って感じでしょうか。

なにげにフレーズの長い、壮大な曲です。

Die Mainacht(五月の夜)

銀色の月が藪を抜けてきらめき、
そのまどろむ光を芝生にまき散らす。
そして、夜鶯がさえずる時、
私は悲しく藪から藪へとさまよい歩く。

・・・・・

私の心に光り輝く
朝焼けのように微笑む姿よ、
いつこの世であなたを見つけるのだろう?
そして孤独の涙がさらに熱く、頬を震え落ちる。

ドイツの五月は、日本の四月くらいにあたる春が来る頃、
そのわくわくする春に、嘆き悲しむ夜、、、

寂しさの中に甘さのある、名曲中の名曲!!

最後の herab を herabbeben の分離動詞として訳してみたんで、
このような訳になったんだけど、どうなんでしょうね!?

私がそう思って訳して、そう歌ってるって事で、良しとして下さい(笑)。