みなさーん、
2月20日は兵庫県立芸術文化センター小ホールへ
さてさて、以前使っていたブログで、
商用目的と判断され非表示になってしまった、
幻の訳詞&曲目解説です
訳は、今回は要訳せずにドイツ語に忠実に訳しました。
途中日本語で意味不明な所を
日本語っぽくするのに苦労しました
作曲:R.シュトラウス
Zueignung
H.v.ギルム
「献身」
そう、気高い魂であるあなたなら、
私があなたから離れ、苦しんでいる事がわかるだろう、
恋は心を病気にさせるものだ。
感謝を受けとってくれ。
かつて自由な酒飲みであった私は、
アメジストの盃を高く上げ、
そしておまえはその酒を祝福してくれた。
感謝を受けとってくれ。
そしてその中に悪を封じ込め、
私は清らかに
おまえの胸に沈む事ができた。
感謝を受けとってくれ。
1885年18歳の作品。歌曲の第一作目「8つの歌」Op.10として作曲された中の1曲目です。
洗練された手法で、後期の作品のような難しさは少ないけれど、シュトラウスらしさが感じられます。
Du meines Herzens Kronelein
F.ダーン
「あなたは私の心の冠」
あなたは私の心の冠、
混じりけ無いこがねよ。
他の人のそばにいる時に、
あなたの愛らしさがよくわかる。
他の人たちは恐れがちだが、
あなたはとてもおだやかで静かだ。
あなたは皆の心を喜ばせるが、
それはあなたの意思ではなく天性のものだ。
他の者たちはたくさんの間違った言葉とともに
愛と慈悲を探すが、
あなたは言葉や見かけの美しさなしに
すべての場所において価値がある。
あなたは森のバラのようだ。
花自らは知らないが、
通り過ぎる人たちの心を喜ばせる。
1887年から88年にかけて作曲された「5つの素朴な歌」Op.21の2曲目。妹ヨハンナに献呈されました。
モーツァルト風に書かれていますが、シュトラウス特有の異名同音的な転調が、あぁとってもシュトラウス(笑)。
Nichts
「なにも」H.v.ギルム
君たちは僕に呼んで欲しいのかい?
彼女を歌の国の女王と。
君たちはものを知らない。
僕は君たちより彼女のことを知らない!
僕に質問してみるがいい、
彼女の目の色を、
声の調子、歩み、踊り、振る舞いを、
僕の知っているすべてを!
太陽はすべての命とすべての光の
源じゃないのか?
そしてそれについて何を知っている?
僕も君たちもだれもかも。
なにも!なにも!
「8つの歌」Op.10の2曲目。
特徴のある前奏に、皮肉たっぷりの歌いだしと、中間のゆっくりな部分との対比が明確で、最後の「なにも!なにも!」で急激に曲を結びます。
しっかり組み立てて歌わないと、ワーって終わってしまう気の抜けない曲です。
全部そうですが、、、
あしたorあさっては、後半の3曲をご紹介します