2月19日金曜日の演奏会の曲目解説です
その前に演奏会の詳細を。。。
2010年2月19日金曜
兵庫県立芸術文化センター 小ホール
午後6時30分 開演 (6時開場)
全席自由 ¥2,500
チラシのPDFはこちら。
http://sopyasuko.sakura.ne.jp/100219
出演は、
フルート:今井さつき
ピアノ:白坂亜紀
メゾソプラノ:嶋田友里恵
フルート:澤知美
ソプラノ:株橋顕子
フルート:宗本舞
ソプラノ:田村靖子
ピアノ:小幡麻紀
です。
今回は、ブラームスの歌曲を6曲歌います。
ブラームスは、民謡をモチーフにした曲も多く、
そのものズバリドイツ民謡集(Deutsche Volksliedre)という曲集があります。
その中から2曲歌います。
1曲目は、「愛しい人、はだしで来ちゃだめだよ」Feinsliebchen du sollst
1番から8番までありまして、男の人と女の人が会話をしてる形式です。
最初この曲を選んだときは、覚えられるか心配で
でも、物語なのでかなり覚えやすかったですワ。
愛しい人、はだしで来ちゃだめだよ、
やわらかくきれいな足を痛めてしまうよ。
はだしでなければどうやって行けましょう?
履く靴を持っていませんのに。
愛しい人、君が僕のお嫁さんになる気なら、
すてきな靴を買ってあげるよ。
どうしてあなたの花嫁になれましょう、
私は貧しい女中だというのに。
貧しいからどうだと言うんだ、僕は君を妻にする。
君は純潔と誠実とをまだ持ち続けている。
純潔と誠実なら失っていません、
私は母から産まれてきたままですわ。
純潔と誠実はお金より大事なものだよ、
僕はお気に入りの妻を手に入れた。
彼のポケットから取り出した素敵なものは何でしょう?
まあ、金の指輪だわ!
かわいらしいですね~~~
あ、ドイツでは結婚指輪はゴールドなんですよ。
日本ではシルバーが多いですよね。
2曲目は、「太陽はもはや美しく輝かない」Die Sonne scheint nicht mehr
太陽はもはや美しく輝かない
以前のようには。
日は晴れず、愛に満ちた日も、もはや無い。
炎を消すことはできても
愛を忘れることはできない、
炎は激しく燃えるが
愛は更に激しい。
私の心はもはや私のものでない。
ああ、君のそばに居ることができたら
すべての苦悩から私を助けただろうに。
炎を消すことはできても
愛を忘れることはできない、
炎は激しく燃えるが
愛は更に激しい。
私のイメージの中では、とってもドイツ民謡的って感じです。
前半では、嘆き悲しんでるのに「炎を消すことはできても~」のくだりから、人が変わったようにポジティブシンキングに歌います(笑)
最初は切替が難しかったんですが、今ではこの移り身の速さが快感(笑)。
3曲目は、「日曜日」Sontag
もう一週間も
僕の素敵な愛しい人を見ていない。
日曜日に玄関口に立っているのを見たきりだ。
ひな菊のような乙女
ひな菊のような心
神様、今日こそは彼女の近くに居られますように!
もう一週間も
僕は笑笑わないだろう。
日曜日に教会へ行く彼女を見たきりだ。
ひな菊のような乙女
ひな菊のような心
神様、今日こそは彼女の近くに居られますように!
これは民謡集には入っていませんが、歌詞は民謡を使っています。
おそらく民謡のモチーフを使ってるんでしょうね~。
これは小さい男の子が、あこがれの近所の小さい女の子を眺めているという設定です。
私の解釈では10歳前後の男の子なので、その気持ちを表現したいんですが、どうも重くなりすぎてストーカーちっくになってしまいます
もう少し爽やかな感じに仕上げなければ。
後半の3曲は、次回へ続きます