今度の日曜日は
田村靖子&嶋本真祐子ジョイントコンサート
です!
最後のステージは、
メンデルスゾーンの6つの二重唱 Op.63
から4曲歌います。
1 Ich wollt,meine Lieb’ ergoesse わたしの愛を込めたかった
詩:ハイネ
私の愛を込めたかった
ただ一つの言葉に。
それを軽やかな風にのせれば
すばやく運んでくれるでしょう。
・・・・・
そして夜まどろむ時も
ほとんど目を閉じることができず
私の姿はあなたの夢の奥深くまで
入り込むでしょう。
メンデルスゾーンらしい軽やかな感じの曲です。
2 Abschiedslied der Zugvogel 渡り鳥の別れの歌
詩:ホフマン・フォン・ファラースレーベン
あれほど美しかった森や野原!
今やなんて悲しみにあふれた世界でしょう!
美しい夏は過ぎ去り
喜びの後に苦しみが巡ってきました。
・・・・・
私たち不幸な小鳥たちは嘆き悲しんでいます。
いまや故郷はなくなり
もう、ここから去らなければなりません。
遠い異国へ旅立たなくてはならないのです。
ドイツの夏は短く、冬は長いのです。
ドイツ人は冬になるとみんな鬱になると、ドイツ語の先生が言っていました。
(本当か!?)
それくらい冬に向かう秋が悲しいのでしょうね。
秋という単語はどこにも出てはきませんが。
次の曲は、まさに秋の歌です。
4 Herbstlied 秋の歌
詩:クリンゲマン
ああ、あっという間に円舞の時間は終わり
春は冬に変わる。
ああ、あっという間にすべての楽しさは
悲しい沈黙に変わる。
・・・・・
ああ、あっという間に円舞の時間は終わり
喜びはあこがれの苦しみに変わる。
お前たちは夢だったのか?愛の想像だったのか?
春のように甘く、そして突然吹き消されたのか?
一つだけ、ただ一つだけ揺らがない。
あこがれだけは決して消え失せない。
これ、音大生時代の重唱の授業で歌っていた曲なので、発表会でよく聞きました。
実は私は特別指揮法の授業を取りたくて、必修でない重唱の授業は取らなかったんです(^_^;)
そんな声楽科の生徒は私くらいかな(笑)。
6 Maigloeckchen und die Bluemelein すずらんと小さな花
詩:ホフマン・フォン・ファラースレーベン
スズランの音が谷で
明るく優雅に響いています。
みんな一緒にここへ来て輪になって踊ろう
愛らしい花たちよ!
青、黄、白の花たちが
みんなこちらへ近寄ってきて
忘れな草に鍬形草
スミレも一緒に踊っています。
スズランはあっという間に踊り始め
みんなも続いて踊っています。
月は優しく花たちを見守り
楽しんでいます。
“霜”閣下がとても不機嫌そうに
谷の中へ入ってきました。
するとスズランはもう踊ることができず
花たちも去ってしまいました。
けれどもやっと霜が谷から去ると
また急いでスズランが呼びかけます。
春の祭りをはじめようと
さらに明るく鳴り響きます。
もう、家には篭っていられません。
スズランは私にも呼びかけます。
花たちは踊りに出掛け
私も踊りに行くのです!
可愛らしいけど早口言葉の様な曲です。
かといって、喋るのに一所懸命だと可愛らしさが出ないし!
かなり可愛らしく仕上がりました!
当日ホールでお聞き下さい。
が、もう満席なのです。
ビックリです!
チケットをお買い求め下さった方々のご来場を心よりお待ちしております