曲目解説_その1

11月に入りました!

11月13日(日)は
田村靖子ソプラノリサイタル
です!

まだまだ、チケットあります。

ぜひお越し下さいませ~

では、1部から曲目解説を!

まずは、
ベルリオーズ Hector Berlioz (1803-1869)

歌曲集「夏の夜」より Extrait de “Les nuits d’été” op.7

テオフィル・ゴーティエ 詩 の6曲からなる歌曲集で、
今回はその中から4曲を歌います。

ヴィラネル Villanelle


新しい季節が訪れ
寒くなくなったら
森へスズランを摘みに
二人で出掛けよう 愛しい人

僕たちの足元に
朝に揺らめく真珠のような滴が
連なっているのが見える
ツグミのさえずりを聞きに行こう

・・・

続きは当日のパンフレットをご覧下さい

幕開けにふさわしい、華やかな曲です。

元々はオーケストラの伴奏をピアノに書き換えたものですが、
ピアノの長谷智子さんが、オケのように弾いてくれます。

恋人と春になって出掛けていく様子が、なんとも美しいです。

ぜひ、会場でお聞き下さい。

(例によって曲目解説になってない・笑)

2曲目は
バラの幽霊 Le spectre de la rose


・・・
私はバラの幽霊
あなたが昨日 舞踏会でつけていたバラなの
じょうろから落ちる銀の涙の
しずくに覆われていた私を取り
星空のパーティーの中で
あなたは私を一晩中連れ歩いたのよ

私が死んだのはあなたのせい
あなたは追い払うことができない
毎晩 バラの幽霊は
あなたの枕もとに来て踊るのよ
でも怖がることは無いわ 私は何も求めない
ミサも哀悼歌もいらないわ
・・・

続きは当日のパンフレットをご覧下さい

プログラムに「幽霊」という文字を載せるのに、最初は抵抗があったのですが、
(私、オバケ嫌い)
しっかりと歌詞を訳すと、大真面目なのに、なんだか面白くて可愛くて
やはり「幽霊」が良いなと思って選びました。

チラシには、「バラの精」と載せたのですがね~

この曲も美しいメロディーとピアノです。

バラの幽霊が、あなたの胸で死ねて幸せだったと、美しく語る曲です。

君なくして Absence

戻ってきて 戻ってきて最愛の人
太陽から離れた花のように
私の人生の花は閉じています
あなたのバラ色の微笑から離れてしまって
・・・

続きは当日のパンフレットをご覧下さい

こちらは、うってかわって、
愛する人に去られてしまった思いを歌います。

ヨーロッパ人って、失恋も大げさですよね~

日本人のさめざめと泣く感じではなくて、
私は悲しんでいるのーーーと主張しています。

でも、やはり美しい曲です。

知られざる島 L’île inconnue

ねえ 美しい娘さん
どこへ行きたい?
帆が翼を膨らませ
心地よい風が吹く!

象牙のオール
モアレの旗
上質な黄金の舵
錘にはオレンジ
帆は天使の羽
水夫は熾天使
・・・

続きは当日のパンフレットをご覧下さい

こちらは、終曲。
1曲目とは違った華やかさがあります。

美しい娘に、どこに行きたい?
舟で連れて行ってあげると歌う曲です。

ピアノが波に揺られている感じで、とても綺麗です。

さあ、娘さんはどこへ行きたいと言うのでしょうか?

会場でで聞いてね(笑)。

次は、1部の後半

團伊玖磨の「六つの子供の歌」です!