来週は、
「第8回 田村靖子ソプラノリサイタル」
です!
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2025年5月21日(水) 午後7時より 兵庫県立芸術文化センター 小ホール
もう、8回目か~しみじみ~
でも、なかなか慣れるものではありません!
では、恒例の、曲目解説になってない、曲目解説いきましょ~(笑)
前半は3部構成になっていまして、
まずはじめは
G.Fauré フォーレ (1845-1924)
です!
1曲目は
・Le papillon et la fleur Op.1-1 蝶と花
哀れな花は空の蝶に言いました、
遠くへ行かないで!
私たちの運命は違うので
私はとどまり あなたは行ってしまう!・・・
この曲は、作品番号1 で、
彼がまだニーデルメイエ宗教音楽学校の学生だったころの作品。
学校の食堂で作曲し、この曲を初めて口ずさんでくれたのが、その時教師をしていた、サン=サーンスだったそうです!
詩はヴィクトル・ユゴー
まだ初々しい作風です。
2曲目は
・Mai Op.1-2 五月
五月になって 草原に咲き誇る花々が
僕たちを呼んでいる だから
おいで! 君に心惹かれる
田園や森 すてきな木陰
川のほとりに広がる月の光・・・
こちらも作品番号1で、
詩は同じくヴィクトル・ユゴー、初々しい作風です。
どんなのかは、来て聞いてね!
(やっぱり曲目解説になってない・笑)
3曲目は
・Après un rêve Op.7-1 夢の後に
あなたの魅力的な姿が誘った眠りの中
私は蜃気楼が燃えるような幸せな夢を見ていた
あなたの目はとても穏やかで、声は澄み響いていた・・・
ロマン・ビュシーヌの詩で、有名な曲ですね。
詩の内容は、美しい夢を見たのに、目覚めてしまって悲しいという内容です。
作曲された前年にマリアンヌ・ヴィアルド嬢との婚約解消で傷心のフォーレに共鳴する内容だったのでしょう。
感傷的で情熱的な曲です!
4曲目
・Ici-Bas Op8-3 この世では
この世では リラの花がすべて枯れてしまい
鳥のさえずりが短くなっても
いつまでも続く夏を私は夢見ている・・・
A.シュリ・プリュドムの詩で、
とても単純であるのに美しい、フォーレならではの作品です。
5曲目
・Clair de lune Op.46-2 月の光
あなたの魂は選ばれた景色
魅力的なマスクとベルガマスクで
リュートを奏で踊り
気まぐれな仮面の下で悲しみを漂わせている・・・
こちらも有名な曲、ポル・ヴェルレーヌの詩です。
ピアノがソロ曲と思えるくらい美しい曲です。
解説は「フォーレとその歌曲」河本喜介氏著より抜粋させて頂きました。
美しい曲ばかりです!ぜひ会場でお聞き下さい~