休憩を挟んで、後半の一部は、
R.Strauss シュトラウス (1864-1949)
です。
一曲目
・Allerseelen Op.10-8 万霊節
テーブルの上には香りの良いモクセイ草を置き>
遅咲きの赤いアスターをこちらへ持って来よう>
そして再び愛を語り合おう
かつての五月のように・・・>
H.v.ギルムの詩です。
万霊節は、日本で言うお盆のような感じで、
死者の魂が帰ってくると言われています。
11月1日がその日にあたります。
「かつての五月のように」という歌詞があるので選んでみましたが、
万霊節は11月でした(^^;
・Schlagende Herzen Op.29-2 ときめく心
草原を野原を一人の少年が行く
ドキドキ 彼の胸は躍っていた
指には金の指輪が輝く
ドキドキ 彼の胸は躍っていた・・・
草原と野原の間にひとりの女の子が立っていた
ドキドキ 彼女の胸は躍っていた・・・
O.J.ビーアバウムの詩です。
最初に男の子の視点で歌い、後半が女の子の視点で歌います。
大好きなあの娘に会いに行くのに、ドキドキしている様子をR.シュトラウスは、
見事に音楽にしています。
細かいことを言えば、ここで転調して、ここでこの調になって表現して
ってことなのですが、音楽理論を知らなくても、聞いてもらえば、きっとわかると思います!
(やはり解説になってない・笑)
・Die Zeitlose Op.10-7 イヌサフラン
刈り取られたばかりの牧草地に
イヌサフランが孤独に咲いている・・・
・・・最後の花 最後の愛 どちらも美しい
だが命取りとなる
こちらも、H.v.ギルムの詩。
最初は、おだやかでのどかな風景を歌っているのですが、、、
イヌサフランには毒があるんですね~
お~怖い!!!
最後の睨みを効かせすぎで、付け睫毛が外れかけたことがあります(笑)。
・Morgen! Op.27-4 明日
そして 明日 再び太陽が輝くでしょう
そして 私は その道を行くでしょう
幸せな私たちを この太陽が息づく
地上で再び一つにしてくれるでしょう・・・
ジョン マッケイの詩
本当に美しいんですよ~!特にピアノが!!!
訳に「そして」が多いのですが、原詩に「und」が多いからなのです!
なのに、詩としても美しい~
この曲で静かに、後半の前半(ややこしい・笑)は終了です。