奈良を満喫_その3

ゾロゾロ(笑)
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郵便局
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新しく建てなおしたっぽいですね。

これも世界遺産

金峯山寺 蔵王堂
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“金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山”

だそうですよ!

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お土産に、吉野和紙というのを買いました。

懐紙とメモ帳
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そうしたら、お店のご主人がお茶を入れてくれましたよ。
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色々お話聞かせてもらいました。

お店の部分は4階なのですが、傾斜を利用して建てていて1階は谷の下なんですって。
こう言う建て方を「吉野建て」と言うそうです!

竹林院に天皇陛下がお泊りになった時の話や、
吉水神社にはぜひ行ったほうが良いとか、色々お聞きしました。

このお店、結構テレビに出てるみたい!

帰り道、お店やお家の軒先に下がってるこの提燈

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さっきのお店のご主人にも「蛙飛び行事」の写真を見せてもらいましたが、、、

一週間後の7月7日に毎年行われている行事で、
“神仏を侮り、蛙になった男が読経の力で人間の姿に戻った”様子を
再現するそうですが、、、

よくわからないので帰ってからググってみました(笑)。

こちらお祭りの様子の動画
https://www.youtube.com/watch?v=60EAwibIigw

動画面倒な方はこちら、毎日新聞の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20170708/k00/00e/040/206000c

まさしく奇祭!!

奈良を満喫_その2

お泊りは、吉野まで行って「竹林院群芳園」へ。

大和三庭園の一つとされる回遊式庭園で
豊臣秀吉が吉野山の桜の花見に際して、千利休が作庭し、細川幽斎の改修と伝わっているそうです。

たどり着くまで、道が細いわ坂道だわで大変でした(^_^;)

立派な門構え
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お部屋は新館のお部屋が二つある和室です。
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館内には、
豊臣秀吉が花見の時に使った茶弁当箱
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与謝野晶子と鉄幹が泊まった時に書いた色紙
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昭和天皇がお泊りになった時に使われたソファー
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などなど、貴重なものがあちこちに!

“吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された”という道がすぐ近くにあって、雰囲気が良いらしいので、お散歩に出かけました。

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かき餅干してる
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地図には「勝手神社」とあるのに無いな~と思っていたら、
次の日こんなの見つけました。

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最近、不審火で燃えてしまったんですね

奈良を満喫_その1

田村ママが十津川の吊橋を渡りたい!

と言うので、一泊で旅行に行く事にしました。

梅雨前線と台風の影響で、前日は大雨!

当日も降っていたのですが、田村ママは強力な晴れ女

ま、着いたら晴れるだろうと思っていました(笑)。

ほら、この通り(笑)
少し曇りですが、雨は大丈夫ですよ。

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このつり橋は20人以上が橋の上に居ると危険なので、見張りをしている方が居ます!

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もっと怖がるかと思ったのに、案外大丈夫なオット
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フツーに歩いてます。
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結構高くてギシギシしてますよ!
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渡りたいと言っていた田村ママ
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橋の真ん中はかなり揺れます。

が、お構い無しにスタスタ歩いてます(笑)。

白人のデカイご夫婦と、お連れの日本人ご夫婦が写真を撮ってる横をスタスタ歩いた時、

日本人の奥様が
「お母さんすごいですね!」
と仰って、

白人の旦那さん(<=英語しか話せない感じでした)が

「ニンジャ、ニンジャ!!」

と言ってました(笑)。

渡り終えた先

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すぐ横の「つり橋茶屋」 でお茶でも飲もうと入ったら、

名物のこんにゃくがあったので、食べてみました!

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美味しいこんにゃくです。

この辺りのお米で作っているという地酒を買ってみました。

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さて、戻ります。

ほら、結構高いのよ
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お!誰もいない!
シャッターチャンス!
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駐車場へ戻ったら、観光バスが2台やって来て、みなさんゾロゾロとつり橋へ。

危うく巻き込まれるところでした。ラッキー

ここから20分ほど走ったところにある道の駅へ

そこにある「行仙」というお蕎麦屋さんが美味しいらしい!

なめこおろし蕎麦
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「辛い大根を使っています」と書いていましたが、
ホントに辛い

辛子みたいに口の中がヒリヒリしました!
お蕎麦の味を覚えていません(笑)。

6月4日お待ちしております

今度の日曜日は
田村靖子&嶋本真祐子ジョイントコンサート
です!

最後のステージは、
メンデルスゾーンの6つの二重唱 Op.63
から4曲歌います。

1 Ich wollt,meine Lieb’ ergoesse わたしの愛を込めたかった
詩:ハイネ

私の愛を込めたかった
ただ一つの言葉に。
それを軽やかな風にのせれば
すばやく運んでくれるでしょう。

・・・・・

そして夜まどろむ時も
ほとんど目を閉じることができず
私の姿はあなたの夢の奥深くまで
入り込むでしょう。

メンデルスゾーンらしい軽やかな感じの曲です。

2 Abschiedslied der Zugvogel 渡り鳥の別れの歌
詩:ホフマン・フォン・ファラースレーベン

あれほど美しかった森や野原!
今やなんて悲しみにあふれた世界でしょう!
美しい夏は過ぎ去り
喜びの後に苦しみが巡ってきました。

・・・・・

私たち不幸な小鳥たちは嘆き悲しんでいます。
いまや故郷はなくなり
もう、ここから去らなければなりません。
遠い異国へ旅立たなくてはならないのです。

ドイツの夏は短く、冬は長いのです。

ドイツ人は冬になるとみんな鬱になると、ドイツ語の先生が言っていました。
(本当か!?)

それくらい冬に向かう秋が悲しいのでしょうね。

秋という単語はどこにも出てはきませんが。

次の曲は、まさに秋の歌です。

4 Herbstlied 秋の歌
詩:クリンゲマン

ああ、あっという間に円舞の時間は終わり
春は冬に変わる。
ああ、あっという間にすべての楽しさは
悲しい沈黙に変わる。

・・・・・

ああ、あっという間に円舞の時間は終わり
喜びはあこがれの苦しみに変わる。

お前たちは夢だったのか?愛の想像だったのか?
春のように甘く、そして突然吹き消されたのか?
一つだけ、ただ一つだけ揺らがない。
あこがれだけは決して消え失せない。

これ、音大生時代の重唱の授業で歌っていた曲なので、発表会でよく聞きました。

実は私は特別指揮法の授業を取りたくて、必修でない重唱の授業は取らなかったんです(^_^;)

そんな声楽科の生徒は私くらいかな(笑)。

6 Maigloeckchen und die Bluemelein すずらんと小さな花
詩:ホフマン・フォン・ファラースレーベン


スズランの音が谷で
明るく優雅に響いています。
みんな一緒にここへ来て輪になって踊ろう
愛らしい花たちよ!

青、黄、白の花たちが
みんなこちらへ近寄ってきて
忘れな草に鍬形草
スミレも一緒に踊っています。

スズランはあっという間に踊り始め
みんなも続いて踊っています。
月は優しく花たちを見守り
楽しんでいます。

“霜”閣下がとても不機嫌そうに
谷の中へ入ってきました。
するとスズランはもう踊ることができず
花たちも去ってしまいました。

けれどもやっと霜が谷から去ると
また急いでスズランが呼びかけます。
春の祭りをはじめようと
さらに明るく鳴り響きます。

もう、家には篭っていられません。
スズランは私にも呼びかけます。
花たちは踊りに出掛け
私も踊りに行くのです!

可愛らしいけど早口言葉の様な曲です。

かといって、喋るのに一所懸命だと可愛らしさが出ないし!

かなり可愛らしく仕上がりました!

当日ホールでお聞き下さい。

が、もう満席なのです。

ビックリです!

チケットをお買い求め下さった方々のご来場を心よりお待ちしております

プログラム

6月4日のプログラムできあがって届きました~。

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準備は着々と進んでいます!

今日は、リストの歌詞を紹介したいと思います!

ラインの美しい流れ Im Rhein, im schoenen Strome S.272
詩:ハイネ

ラインの美しい流れ
その波間に映るのは
厳かなる
大聖堂ケルン。

大聖堂には
金色の皮に描かれた肖像画があり、
私の荒れすさんだ人生を
やさしく照らしてくれた。

花と天使にまわりを囲まれた
聖母マリア
その瞳、その唇、その頬は
私の愛する人とよく似ている。

この詩は、シューマンの Dichterliebe (詩人の恋)の六曲目と同じです。

schoenen が heiligen に変わっていますが。

しかし、曲調はまったく違いますよ。

こちらリストの方は、ライン川のキラキラした様子の明るい美しい曲、

一方シューマンは、恋に破れて恨みがましくライン川を見ているような曲。

同じ詩でも作曲者によって全然違いますね~。

美しい詩には、たくさんの作曲家が美しい曲をつけます!

きっと素晴らしいことでしょう Es mus ein Wunderbares sein S.314
詩:O.v.レトヴィツ

きっと素晴らしいことでしょう
二つの魂が愛し合い
お互いに包まれて
ただ一つの言葉もつつみ隠さず
喜びと悩み、幸せと苦しみを
共に抱え
初めての口づけから死の時まで
愛だけに生きることは。

ものすっごく意訳してます(笑)。

最後の
sich nur von Liebe sagen.
って歌詞の意味は、直訳すると「愛だけを話すことは」
ってなるんですが、まったく意味が通らない(^_^;)

で、ドイツ語の先生に相談したら、
これはきっとドイツ人は「entsagen」を連想するよ!
と助言してくれました。

entsagen は諦めるとか放棄するという意味です。

てな訳で、本人は納得の意訳です(笑)。

三人のジプシー Die drei Zigeuner S.320
詩:N.レーナウ

ある時、牧草地に寝そべる
三人のジプシーを目にした。
私の馬車がひどく疲れて
砂だらけの荒れ野を通り過ぎる時に。

一人目は、ただ一人で
ヴァイオリンを持ち
夕陽の光に包まれて
陽気な曲を奏でていた。

二人目は、パイプを口にくわえて
その煙に目をやっていた。
・・・・・

三人目は、気持ち良さそうに寝ていた。
・・・・・
彼の心を夢が行きかう。

三人の着ている服は
穴が開いて継ぎはぎだらけだった。
しかし、彼らは、自由気ままに
この世の運命を嘲笑っているようだ。

彼らは三者三様に見せてくれた
人生の暗がりでは
いかに眠り、煙草をふかし、音楽を奏で、
人生を笑い飛ばすのかを。

ピアノがリストらしい派手な曲です。

通作歌曲は長くても覚えやすいからいいよね(笑)。

ああ、愛せるだけ愛せよ(愛の夢) O lieb, so lang du lieben kannst S.298
詩:F.フライリヒラート

ああ、愛せるだけ愛せよ、
ああ、愛したいだけ愛せよ!
その時は来る
お前が墓の前に立って嘆く時が。

お前の心が燃えるように努め、
愛を育み、愛を保ち、
そうして愛するもう一つの心へ
暖かく通い合うように気を付けなさい。

・・・・・

そして言葉に気をつけなさい。
やがて、悪い言葉を言ってしまう。
ああ神様、酷い事を言いたい訳ではなかった!
だが相手は去って行き嘆くことになるのです。

この歌曲は後に、リストがピアノ曲「愛の夢」の第三番として作り直します。

浅田真央ちゃんが、2011-2012シーズンにフリースケーティングで使っていたので、一般の方も良くご存知かと思います。

この F.フライリヒラートの詩は、まだまだ続きます。
リストはここまでしか作曲していませんが、
「彼はもう二度と話さない」とか「彼は墓の中で」とか
ブラームスならもっとおどろおどろした曲をつけそうな歌詞です(笑)。

次回は、二重唱をご紹介します!!